人物東海道 水口


                 

  雪降る水口宿の様子を描いている。
夕暮れ時に、宿場内を菅笠に合羽姿の旅人が歩いてゆく。雪道でさぞかし疲れているのだろう、肩を落として力ない後ろ姿だ。今夜の宿はまだ見つからないのだろうか
手前の宿では客引きの女性だろうか、ぼんやりと通りを見ている。この宿はもう満室なのだろう。