蔦屋版 東海道 原
どこまでも広がる浮島沼の向こうに、愛鷹山と画面から頂を突き出して悠然とそびえる富士山。ここは原宿近くの東海道です。
富士や愛鷹山に降った雨は、砂礫が堆積して出来た洲との間に溜まってしまい、広い沼地が出来たのだそうです。
街道には定飛脚の宰領が馬に乗ってゆきます。籠を背負ってこちらに歩いてくるのは地元の人でしょうか。
街道と沼地の間に広がる農地には刈り取られた稲が積み上げられているので、季節は秋でしょうか。